【一生役立つ】簿記を勉強してみた!④~ポンコツ文系脳な私の勉強法 簿記2級編~

2022年8月。簿記2級に受かりました。

勉強を始めたのが2021年11頃月。
簿記3級は2月後半に合格。簿記2級は7月初受験で8月に4回目で合格。
結果、トータル勉強期間は約10ヶ月。簿記3級だけで言うと4か月ほどでした。

文系脳の私は、勉強中もなぜそうなるのか言葉の意味を深掘りし、答えまでの道のりを複雑にしていってしまうタイプ。計算もそこまで速くない。試験時間はいつもギリギリのポンコツでした💦

そんな私がなんとか受かった簿記3・2級。

結論を言えばこれが私の勉強方法です。

ゆっきい

ポンコツ文系脳な私の簿記2級勉強法はコレだ!

これが私の簿記2級の勉強法!4つのポイント
  • 3級に続き、2級でも多くの人がオススメするクレアール簿記検定のWEB講座で学びました
  • 受験して落ちるたびに自分の欠点を自分なりに洗い出して、そこを重点的に勉強しました!
  • 2級では過去問だけでなくネット試験対応の本試験予想問題集を繰り返し解きました!
  • 時間配分が重要!ネット試験の模擬プログラムを解いて本番90分の試験時間に慣れるようにしました。

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目次

簿記を勉強してみた!~文系脳な私の勉強法 2級編~

3級を合格してちょっと一休みした後、3級の記憶が鮮明な間に!と2級の学習を開始しました。

これは結果として大正解。簿記3級は運もよかったのか1回で合格しましたが、知識があいまいなところも多々あったようで、2級を勉強することで、結果3級の解っていなかったところの再学習と復習をすることができました。

2級は3級が受かったこともあり「同じやり方でいいよね~」と進めていったのですがそれは大失敗!

2級は3級と比べると以下の違いがありました。

3級と同じ学習法は無理⁉ 3級と2級の違い。
  • 講義と問題集は同時進行して知識を定着していかないと学習範囲が広すぎてすぐに忘れていく。
  • 3級は試験対策としての時間をあまり意識せず勉強していたが、2級では試験時間90分を意識して取れる問題で点数を取っていかないと落ちる。
  • 本試験対策は教材の問題集&過去問だけでは無理。(別に本試験予想問題集を購入し実戦形式で問題を解きまくった)
  • 受験費用は3級より高い4720円!合格率も低いため落ちれば何度も受験する事になりお財布にも心にもダメージを受ける。

【反省】3級と同じ学習法は無理⁉ 3級と2級の違い。

講義と問題集は同時進行して知識を定着していかないと学習範囲が広すぎてすぐに忘れていく。

商業簿記と新たに工業簿記も加わって学習範囲も拡大!連結会計やら原価計算やらリース取引やらと新しい知識にあっぷあっぷ。講義を進めていくと前に学んだことが記憶のかなたに飛んでいき、何度も何度も講義を見直すはめになりました。

そんな状態なので、講義のみを進めていく一気見学習は効率もよくなく、学習時間も増え仕事をしながらの勉強はパフォーマンスがた落ちのフラフラな日々でした。

ゆっきい

とにかく範囲が広い・・・

3級は試験対策としての時間をあまり意識せず勉強していたが、2級では試験時間90分は意識して取れる問題で点数を取っていかないと落ちる。

90分の試験時間は私には足りませんでした、ポンコツ文系脳の私は、じっくりゆっくり自分が理解できるまで考えて解いていくタイプ。学習中はそれで良くても試験ではその解き方は通用しません。結果試験では焦ってしまい何度も落ちる羽目に。特に簿記は完璧理解してるよ!という人以外は、時間内に速く正確に必要なところを解いて点数を稼ぐしかありません。

ゆっきい

連結会計とか表を埋めたところで点が入らないところも多い…

本試験対策は教材の問題集&過去問だけでは無理だった。

実は簿記検定は大幅な見直しが行われ出題区分が改定されています。また試験時間は120分から90分へと変わっています。過去問は改定前の基準で作られているため、本試験ではほとんど役立ちませんでした。受験一回目の時は出題内容が自分が解いてきた問題と違うためプチパニックになりました・・・。

不合格後、その足で真っ先に購入した書籍がこちらです。

結果大成果でした。詳しくは下で解説しています。

受験費用は3級より高い4720円!合格率も低いため、落ちれば何度も受験する事になりお財布にも心にもダメージを受ける。

3級は受験料が2850円(税込)でしたが、2級は4720円(税込)+ネット試験では事務手数料550円(税込)がかかります。

1回目で合格できれば嬉しかったですが、そうもいかない簿記2級。何度も不合格となり4回目でやっと合格できました。

不合格の場合、気持ちも落ち込むのですがお財布も痛みさらに落ち込みます。回を重ねるたびに無力感でいっぱいになりました。

ゆっきい

それをどう乗り越えるかが大事。
だけど落ち込むよ・・・

【対策1】3級に続き、2級でも多くの人がオススメするクレアール簿記検定のWEB講座で学習しました!

これは正解でした。

範囲が広く難易度が上がった簿記2級こそ、しっかりとプロに教えてもらった方が正解です。解き方や考え方のコツを教えてもらえるので理解しやすかったです。テキストだけでは私には無理でした。

またここでもクレアールの利点。繰り返し何度でも視聴でき、再学習するのが容易なのが強みでした。

私の視聴環境はiPadだったのですがアクセスが容易で、勉強しようと思った時にすぐ始められました。根がめんどくさがりに私はこの学習環境であることが重要でした。だからコツコツ続けられたのだと思います。

また個人的には独学だとあきらめてしまいそうな事も、”講座をお金を払って受講している”という事実が背水の陣のようなものとなり、「簿記2級に絶対合格する!」と意思を強めてくれたと思っています。

ゆっきい

人間は対価が欲しい生き物だも~ん・・・

講義の視聴から始める。商業簿記と工業簿記をいったりきたり。

商業簿記は3級の総まとめ的な内容からスタート。3級の復習にもなってよかったと思いました。

もちろんだんだんと内容が難しくなっていきます。わからないながらもとりあえず講義を見ていって簿記2級のおおまかな内容を知ろうと、視聴する日々でした。

学習方法は動画内でアドバイスもあり、しばらく商業簿記を見たら工業簿記へ、といった片方だけに集中するのではなく両方を進めていきました。

内容によっては暗記しなければならない内容も多く(株式発行時の資本金の組み入れ額とか・・・)、繰り返し学習をしてなんとか覚えていきました。

また工業簿記は未知の世界。まずはこれもおおまかな内容を講義を見て覚えようと思いました。チンプンカンプンでしたが(汗)。

これは講師の先生のやり方を見本にとにかく手を動かして解き、???の原価計算のボックス図とかシュラッター図も何度も何度も解いて、「こうやって解いていくんだ」ということを頭と体で覚えこんでいきました。

問題集と過去問を解いていく!

問題集は全講義視聴後に取り組み始めました。

ですが範囲が広い講義内容は全部見終えるまでに相当時間がかかり、また次々視聴するだけの学習スタイルのは、文系脳の私はすっかり初めの方の内容を忘れてしまってました。問題集を解きながら再度講義を見返していくことに。結果2度3度と動画を見ることになりました。

【反省】でも書いたように、講義を見てすぐに練習問題が一番効率が良かったのではないかと思いました。

問題集は解説動画もありわかりやすかったのですが、過去問は難問だらけ。「こんな問題出たら絶対受からない」と落ち込みながらも、YouTubeの過去に配信していた解説動画などを参考に、解いては振り返りをして学習していきました。

クレアールでのすべての学習を終えて本試験にチャレンジ!

ここで無謀ではありますが、1回目の本試験を受験しました。3級での学習と同じ流れです。

今回は統一試験と時期が違ったためCBT方式のネット試験での受験を選びました。いつでも受けられるのが利点のネット試験。学習を終え自分の知識がしっかり身についているタイミングを狙って受験できるためオススメの受験方法です。

結果、見事撃沈。

元々自信はなかったものの、出題された問題も今まで解いてきた問題と違い、時間も足りずで反省点だらけでした。

そして、下にあるように不合格のたびに自分の欠点を洗い出していくようになります。

クレアールの教材はその後も講義を中心に、再学習と復習に役立っていくことになります。

ゆっきい

試験対策にはプラスα必要。
けれど2級の知識はしっかり身につくクレアール!

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【対策2】不合格のたびに自分の欠点を洗い出してそこを重点的に勉強しました!

不合格のたびに落ち込みますよね。

私も「なんで落ちるんだろう」「本当に私は馬鹿だ!」と自分を責め心の中は悲しみで荒れ狂ってました。

「私には合格は無理かもしれない・・・」「合格できなくても2級の知識がついたんだからもうそれでいいんじゃないか」と後ろ向きになることも。

でもやっぱり資格取得を目指して頑張ろうと勉強を決意。その時に「なぜダメだったのかがわからないと合格できるはずがない」と試験を振り返りながら考えるようになりました。

欠点を一回で洗い出したわけではなく、落ちるたびに「今回はこれがダメだった」「これも足りなかった」といくつもの欠点を見つけて次に生かしていく形でした。そのため受験は合計4回。

試験に落ちると落ち込みは半端ありませんが、「こうすればいいんじゃないか」と考え成果が出ることに変なやりがいを感じていました。

ゆっきい

部活とかの、練習して欠点を克服することで強くなっていく楽しさみたいな。あれはへんてこなテンションだった…。

欠点その1 過去問だけでは本試験対策は難しい

これは特に実感しました。なにしろ出題された問題がこれまで解いてきた問題とあまりにも違ったからです。そこで試験に合った内容の問題集を購入し、正解できるまで繰り返し解き、時間を空けてまた解いていきました。

欠点その2 理屈で考えていた。それよりもシンプルに考える!

文系脳の私は、「なんでこうなるんだろう?」と考えがち。文系脳ならではの物事を複雑に考える「なるほどだからこうやって解くんだな」と理解するとスッキリします。ですが2級ではシンプルに「この場合はこのパターンに当てはめる」と複雑に考えずに解いて理解していくことも大切。

そうやって意識してからはとにかく数多くの問題を解き、頭と体で解き方を覚えていきました。

欠点その3 自分に合った時間配分を考えていなかった。

下で詳しく解説していますが、これは重要。2級では90分という試験時間を使い、速く正確に解いていくことが求められます。自分なりの時間配分を見つけていくことで合格が近づいていきました。

欠点その4 仕訳問題を軽く見ていた

第一問の仕訳問題は20点と配点も高く、これを取ることで点数がぐっと上がります。私の場合、問題集で仕訳問題が解けると合格圏内70点以上に入っていた状態だったので、改めて仕訳問題の正答が重要だと再確認しました。

欠点その5 「工業簿記で点数を取る」が本当にできているか?

工業簿記は比較的点数がとりやすいと言われています。だから私も工業簿記で点を取れるように勉強してきました。第4問は点数がとれていたのですが、第5問は予想問題では点が取れていたものの、本試験では点数が低かったです。これではだめだと直接原価計算のCVP分析や、標準原価計算の原価差異分析の復習を決意しました。

欠点その6 苦手感から連結会計をはじめからあきらめていないか

本試験を受験して第2問で出たのは、第一回目受験では「株主資本等変動計算書」。2回目以降は3連続「連結会計」でした

そんな高確率に出ていた連結会計を、ネットの情報を見て、工業簿記で点数を取れば難しい連結会計で取れなくても大丈夫と、捨てていた自分。3回目で落ちた時、「連結会計ってポイントを押さえさえすれば問題の出され方もほとんど変わらないし実は点が取れるんじゃ・・・」と思い直しました。

合格時の点数はなんと20点中20点の満点。これが合格の70点以上に届く結果となりました。。

欠点その5 ネット試験模擬プログラムを使っていなかった

実は我が家にはWindowsパソコンがなかったため購入した書籍のネット試験模擬プログラムは使えていませんでいた。まだ簿記2級を甘く考えていたんですね。

ですが3回目の受験で不合格になった時「これじゃだめだ!」と気合を入れなおしました。実家にお願いしてWindowsパソコンを借りました。

欠点の見直しはこれで行いました!

【対策3】過去問だけでなくネット試験対応の本試験予想問題集を繰り返し解きました!

過去問は以前の簿記検定にあわせた内容のものが多いので、学習には現在の試験に対応した最新の問題集を解くようにしましょう!またネット試験模擬プログラムは最新版の書籍での提供になります。古い版の書籍だと使えない可能性が高いので必ず最新版を購入しましょう。

ネット試験対応の模擬プログラムがついていた予想問題集、TAC出版の「スッキリうかる 日商簿記2級本試験予想問題集」は大活躍。このプログラムは秀逸でまさに本番と同じ形で試験を受けることができます。私はこれのおかげで合格できたといっても過言ではありません

ゆっきい

これは買って大正解!

かなりオススメ!

【対策4】時間配分が重要!本番と同じ90分の試験時間に慣れるようにしました!

時間内に速く正確に必要なところを解いて点数を稼ぐ!これが重要になってきます。

出題された問題を見て、どの問題から解いていくかを瞬時に判断し、90分という時間をどう使っていくかを考えていきます。

私は本試験予想問題を解いていく中で、自分は工業簿記に30分、所業簿記に60分ぐらいがベストな時間配分だと思いました。また「第1問を10分以内、第4・5問を30分以内で解き、残りの時間で第2・3問を解く」とざっくり決めていました。そして第一問の商業簿記の仕訳問題と、工業簿記の4・5問でしっかり点を取ると決めていました。

その事を意識して本番と同じように問題を解いていくことで点数を取ることができるようになりました。

ここでもTAC出版の「スッキリうかる 日商簿記2級本試験予想問題集」は大活躍。

ネット試験対応の模擬プログラムは秀逸でまさに本番と同じ形で試験を受けることができます。試験時間を意識して本番対策をすることができました。

ゆっきい

ほんまにありがとね~♡

ただしこちらの書籍のネット試験対応模擬プログラムはWindows対応なのでご注意を。

時間内に解くためにも本試験に対応した問題集を解いて本番慣れしていた事が、合格に大きく貢献したと思っています。

【対策5】最後まであきらめない

合格の最後の決め手はコレでした。

合格した4回目は、仕訳問題に力を入れてきたはずが、自分では難しいと感じる仕訳問題が並び大焦り。

なんとか第一問の答えを埋めたものの次に取り組んだ工業簿記の第4・5問も問題文の読み解きができずパニックに。ここも一応答えを書いたものの不安でいっぱいでした。しかも悩んだ分予定していた時間配分もこの時点で大きくオーバーしていました。

ここで連結会計の第2問と、清算書の第3問を解くことに。

連結会計は力を入れていたこともあり解ききることができ、自分では最高の結果に。また清算書も納得の出来でした。

それでも第1・4・5問は自信がなくこのままだと落ちただろうなと解っていました。

最後の15分で軽く第一問を見直した後、もう一度4・5問を問題を読むところから始めました。

すると時間を空けたことが良かったのか、初めに解いた時によく理解ができなかった問題文が「あ、こういうことか!」と急にひらめいたように理解ができ、残り時間をめいっぱい使って解いていきました。

時間がカウントダウンされていく中、最後の一秒まで問題に向かい合って、答えを打ち込んでいました。

最後の答えを打ち終えたときは安堵感からか心臓がバクバクしていたことを覚えています。

結果は75点。

第一問が4点とかなり低く想定外。

ですが第2問が20点。第3問が14点。そして第4問が28点。第5問が9点と、第2問第4問が満点の出来でした。

決して高い点数での合格ではありませんでしたが、自分の欠点見直してきた事で大きく点数を取ることができており、満足できる結果でした。

【ゴール!】合格した時の達成感と喜びは半端なかった!

合格した4回目の試験が一番疲れました。

問題を見たときに、あまりにも難しく「絶対落ちる」と思ったところからの挽回と気持ちの立て直しは。体力も気力も使い果たしました。

試験終了後は画面が変わり試験を採点しているという文字が画面にでていましたが、すべてを出し切った頭は真っ白。

そこに【合格】の2文字が出た時は信じられない思いでいっぱいでした。止まっていた血がブワーと流れたような感じで、心臓がさっき以上にバクバクして、指示に出ていた印刷ボタンを押したかどうかもわからず焦り、足元もふらふらしながら試験ブースを出ました。

テストセンターの受付に行くと係の方に結果の紙を渡されたときの喜びは言葉では表せません。

これまでの勉強してきた中での、努力や苦労、悔しかった記憶などが頭に浮かんだり、3級とは違う大きな達成感と変なハイテンション感で一日ふわふわ「地に足つかない」状態になっていました。

ゆっきい

トイレでガッツポーズした!

【まとめ】簿記2級を勉強してよかった!

簿記2級へのチャレンジと合格は大きな自信になりました。

またこれから自分が生きる上での目標である

人生の選択肢を増やして、自分らしい自由な人生を生きる!

に向けての大きな一歩になりました。

簿記2級の資格を持っていることがモチベーションのアップにつながっています。新しい生き方を通して自己実現できるよう頑張っていこうと思っています!

簿記2級は多くの人に必要な知識ではないかもしれません。ですが持っていれば就職や転職、そして自己実現のためのスキルとして多くの点で有利になる資格です。

簿記2級の取得を目指して頑張っているすべての人にエールを送ります!そして本記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

頑張ってくださいね!

みちょ

がんばってるみんながだいすき~!

かめちょ

応援してるよ!

ゆっきい

夢はかなう!いっしょにがんばろう!

私の簿記学習のオススメはコレ!

スクールを選ぶなら・・・

電卓を選ぶなら・・・

学習書を選ぶなら・・・

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